9月にデビューが予定されているホンダの新型プレリュード。
当ブログでも、いくつか記事にしてきましたが
9月のデビューに向けて、少しずつイベントも行われ始めています。早速東京で行われたイベントで実車を見てきました。
今日の記事では、これまで写真でしか見てこなかったプレリュードの印象と、実車を見たときの印象が違ったこと、そしてイベントにいらしたホンダの社員?の方に、新型プレリュードの販売に関する情報も聞いてきたので、まとめてお伝えしていきます。
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新型プレリュードは断然実車のほうが印象が良い!
ようやく新型プレリュードの実車を見ることができたのですが、これまでずっとネットでプレリュードの画像を追いかけてきた中で、どうしてもデザイン面で気になる点がありました。
写真の角度によってではありますが、Cピラーの角度が割と急で、リアランプに向けて落ちていく感じで、ラインに滑らかさが無く、フロントからのラインの繋がりがちょっと犠牲になっているような印象がありました。
たとえば、ポルシェ 987ケイマン。リアエンジンで4シーターの911と比較すると、Cピラーの角度が急で、真横から見ると自分の好みとしては、もうちょっとなだらかに、少し膨らみが欲しいな、と思うようなデザインでした。
ケイマンも981以降は、Cピラーの角度も少し緩和され、なだらかに少し膨らみがあるようなラインになって、私としては好きなデザインになっていったのですが、新型プレリュードのデザインも写真で見る限りは、987ケイマンや
プジョーRCZのリヤ部分に近いデザインになるのか?と思っていました。
ところが、実車を見ると、Cピラーはリアランプに向けて急ではなく、なだらかに落ちていき、フロントからリアにかけて、本当に均整の取れたラインでデザインで構成されていることが分かりました。
今回撮った中で、一番実車の見た目に近い写真はこれです。
このデザインで日本のメーカーが生産車をとして仕上げてきたことに、敬意を表したいですね。
リア周りだけでなく、全体のデザインを俯瞰して見ると、トヨタのスープラや、日産フェアレディZほど走りに特化したようなデザインではなく、トヨタの86やスバルBRZよりも大人が乗って似合うようなデザインの車だと感じました。それこそ3代目プレリュードまでの大人が乗っても似合うようなスペシャリティクーペ、というコンセプトを蘇らせた、という感じです。
ただし、機構的には単なるスペシャリティクーペではありません。足回りは現行シビックタイプRと同じ「デュアルアクシスストラットサスペンション」という特殊なサスペンションを採用しているので、走りも秀逸な車になっていいることでしょう。
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装着されるタイヤは、スポーツに振りすぎないタイプを採用
新型プレリュードが履いていたタイヤも確認できました。
コンチネンタルの「プレミアムコンタクト6」です。タイヤサイズは前後とも235/40R19でした。
現行シビックタイプRには、ミシュランの「パイロットスポーツ 4 S」という、スポーツカー乗りならまず「これを選ぶでしょう」なタイヤが、純正装着されているようですが、欧州ではコンチネンタルの「スポーツコンタクト7」という、プレミアムコンタクトよりもスポーツに振ったタイヤが純正装着されている、という情報もあるようです。
話しは戻って、量産される新型プレリュードにも純正装着されるのが「プレミアムコンタクト6」であるならば、やはり、シビックタイプRとは一線を画し、タイヤの特徴のとおり「快適性とスポーツ性を融合」した車として世に出て行くことになるのでしょうね。
現状、予約はどうなっているのか?
イベントにはメーカー関係者の方もおられたので、予約状況について少しお話しを聞いてみました。
要約すると、現状はこんな状況のようです。
・メーカーとしては9月の発売開始、ということだけオフィシャルで決めている
・各販売店における顧客からの受注受付について、メーカーとしては何も規制はしていない
・販売店で見込み客や太客等に対しては情報を提供し、販売店として予約は受付けているのだろう
・各販売店への生産枠の割り当ては、もちろん一定ではない。当然ながら、生産枠確保に強いディーラーと強くないディーラーで差はある
・特にホンダ直営ディーラーは生産枠確保が強いようだ
・早く納車したのであれば、Honda ONでの購入も視野に入れるべし
・メーカーとしてはまず、2,000台の生産を行い、様子を見てその後の生産体制を決めていく
ということのようです。
やはり、シビックタイプR同様に、販売当初は、納車待ち祭りになりそうですね。
新型プレリュード、予想以上に売れるのかもしれない
今回、新型プレリュードの実車をじっくり見てみると、そのデザインの秀逸さもあり、予想以上に売れていくのでは?と考えています。
さすがに以前のプレリュードのように20歳代の若い層が購入するには価格的にちょっと無理がありそうですが、30歳代以上、特に若い頃に5代目までのプレリュードに乗っていた、あるいは憧れていたような50歳代、60歳代は「青春をもう一度」って気持ちになれる車になると思います。
イベントには、3代目プレリュードも展示。
大阪でのイベントには、4代目プレリュードが同時に展示されるようです。やっぱり50歳代以上を狙ってますよね。
3代目や4代目のプレリュードには、日産のシルビアやトヨタのセリカ等のライバル車がありました。新型プレリュードにもライバル車の存在が欲しいところですね。ライバルとしのぎを削りながら、更に車が熟成されたり、ライバル車とともに販売台数が伸び、このカテゴリーの人気が出れば、タイプSやタイプR等のモデルの出現も期待できるのです。
まずは、9月の販売開始にどんな状況になっていくのか?じっくり見て行くとしましょう。