中古車ってどうやって買ったらいいの? 候補車選び

中古車買うときに必要なこととは? ①まずネットで情報収集していきましょう


以前の投稿でも書きましたとおり、今や新車は車両価格が高く、購入にはハードルが高いのが現実ですよね。

ならば中古車に食指が動くと思うのですが、ただ闇雲に販売店に行って即契約してしまうのでは、販売店の思う壺。

では、候補車選定から契約までどう進めば良いか?考えていきましょう。

 

1)中古車情報サイトで候補車をチェック

まずは、中古車情報サイトを見ていきましょう。

たとえば上記の画面のグーネット

そして、カーセンサーも良いでしょう

輸入中古車なら、カーセンサーエッジが使いやすいです。私もこのサイトを使っていました。

 

少しは「こんな車がいいかな?」といった車体のイメージがあるなら、ボディタイプから選ぶこともできるので、検索してみましょう。

 

①車種の候補ができたら、メーカーの認定中古車からチェックする

少しずつ、メーカー名、車種名の候補が出てきたら、候補車名で検索をしてみましょう。

一例として、カーセンサーでプリウスを検索してみます。

 

一応2世代前のZVW30型と前作ZVW50型、そして現行ZVW60型の中古車を検索しましたが、さすがはプリウス、全国で修復歴無し車が9000台ちょっとヒットしました。

さすがに、これでは多すぎるので、まずはディーラーの認定中古車で検索してみるとようやく2178台になりました。

 

ここからご自身の購入予算に合わせ年式、グレード、ボディーカラー、走行距離、販売地域等条件を入れて再検索していきます。

 

では、年式を2020年以降、ボディーカラーを白、走行距離を3万km以内、販売地域を関東に絞って再検索してみます。

再検索した結果、29台がヒットし

・トヨタ プリウス1.8S(ZVW50型)2021年式 走行距離2.9万km 車両本体価格174.8万円

これが条件を入れたうえでヒットした最安値の車です。

 

ちなみに、最安値のこの車から7台がこのZVW50型のSというグレードでした。

 

そして現行ZVW60型の最安値は

・トヨタ プリウス1.8X(ZVW60型)2023年式 走行距離0.7万km 車両本体価格278.0万円

 

こちらの2023年式で上記ZVW50型との価格差は約100万円です。

 

さて、なぜ認定中古車からチェックするのか?その訳は

・車両の状態が良い車が多い

・整備状況が良いし、それを確認しやすい

・購入時の保証やアフターフォローも良い

他にもありますが詳細はこちらをご覧ください。

中古車購入を考えているなら、認定中古車は大きなアドバンテージでしょう。

ちなみにメーカーが決まっていれば、メーカー独自の中古車検索サイトもあるので、そちらも併用されることをオススメします。

トヨタ公式中古車サイト

ホンダ公式中古車サイト

 

②自分が指定する条件の認定中古車の相場が分かったらすることは?

さて、今度は認定中古車を検索したときと同じ条件で検索して、中古車専門店がどんなプリウスを販売しているのか?を見てみましょう。

 

認定中古車を検索したときと同じ条件で検索しましたが

・トヨタ プリウス1.8Sツーリングセレクション ブラックエディション

(ZVW50型)2021年式 走行距離2.2万km 車両本体価格193.5万円

こちらが認定以外の中古車専門店で販売されている最安値のプリウスでした。

本体価格174.8万円の認定中古車以外にも、割と近い金額の認定中古車は多くありましたので、この条件によるプリウスは、タマ数が多いことと、トヨタの中古車ディーラーが結構頑張って根付けしているのかもしれませんね。

 

ちなみに、中古車専門店における現行車の最安値はこちらでした。

・トヨタ プリウス1.8X(ZVW60型)2023年式 走行距離1.5万km 車両本体価格268.8万円

装備の差等詳細は比較していませんが、現行車でも認定中古車の最安値は本体価格278万円ですから、それほど差は無いということになりますね。

 

ただし、メーカーや車種によっては中古車専門店のほうが相当安く販売しているケースもありますので、自分の条件で検索した認定中古車の相場と照らし合わせて、それよりも良い条件で中古車専門店が販売していたら、候補に挙げてもよいと思います。

 

2)見積もりを依頼

 

認定中古車および中古車専門店で、候補車が見つかったら、見積もりを依頼してみましょう。

今は、ネットで見積もり依頼ができるので便利です。

カーセンサーネットで車を検索した場合、それぞれヒットした車の紹介画面右下の

「在庫確認・見積依頼」

から依頼することができます。

 

候補の認定中古車や中古車専門店の車すべて見積もり依頼して、見積もりの比較をしてみてください。たぶん、諸経費の金額に差があったり、ボディコーティングやドライブレコーダー等のオプションを勧めてくるお店もあると思います。

ただ、この時点では何も決めなくて大丈夫です。やはり最後はできるだけ実車を見に行き、できれば試乗してから正式な交渉をしていけば良いのです。交渉についてはまた別にお話します。

 

3)気になる点があったら販売店へメールで依頼する

候補の車の見積書をもらったら、その車について気になる点を販売店に依頼してみましょう。

私なら、必ずその車の整備記録の写しを送ってもらいます。

私も特に、整備に詳しくはないのですが、その車がこれまでどんな時期にどんな整備を行ってきたのか?を簡単にでも知っておいたほうが良いですし、候補車同士の比較の材料にもなると思います。

整備記録を見るのは難しいかもしれませんが、例えばタイヤの残溝ブレーキパッドの残存厚さが記録されているので、一定の期間に前オーナーがどんな走り方をしてきたのか?を知るヒントにもなるのです。

 

また、サイトに撮影されていない箇所で気になる箇所について、写真を撮ってもらいメールの添付で送ってもらうのも、オススメです。

エンジン車ならエンジンルームとか、ハンドルやシフト周りをアップにした写真(擦れ傷等の確認)とか、後部座席や荷室の写真(使用感をチェック)とか、タイヤをアップした写真とか、ご自身で気になる箇所は実車を見に行く前の参考として送ってもらうのが良いでしょう。

 

4)見積書等を参考にして、実車確認する候補車を絞り込む

ご自身の決めた車種・グレード・年式・走行距離・見積もりの価格・その他送ってもらった資料や写真を基に、候補車を絞ったら、ぜひ実車を見に行ってください。

よく実車を見ないで、契約しちゃう方もおられますが、私は必ず実車を見て判断するほうが良いと考えています。

いくら写真を見ても実車の雰囲気(内外装の色合いや使用感等)が違っていることもありますし、なにより乗って運転した感覚が全く違うこともあります。

そこは新車を買うのとは違うので、ぜひ実車確認および試乗をしてください。

実車確認や試乗については、また別に記事にしたいと思います。



 

5)まとめ

実際にお店に行く前にやっておきたいことについて、まとめてみます。

1)中古車情報サイトで候補車をチェック

カーセンサー等のサイトとともに、買うメーカーが決まっているなら、メーカー独自で運営しているサイトもチェックしてください。

 

2)見積もりを依頼

ご自身の条件を基に車を検索して、いくつか候補が決まったら、ぜひ見積もりを依頼してください。いくつかの車で見積もりが届いたら、比較してみると違いがあって参考になります。

 

3)気になる点があったら販売店へメール依頼する

整備記録や、気になる箇所の写真撮影等、依頼すれば販売店は対処してくれるはずです。逆に依頼を断る販売店は避けた方が良いでしょう。

 

4)見積書等を参考にして実車確認する車を絞り込む

見積書、整備記録、追加の写真等の資料を基に、実車を確認しに行く車を絞り込みます。もし購入したい車のタマ数が少なかったり、稀少車であれば、遠い販売店へ長征しなきゃいけない場合もあります(私がポルシェ911を購入する際もそうでした)。

その場合、事前に登録費用や陸送費等を確認しておくと良いでしょう。

 

中古車とはいえ、自動車は高価な買い物になります。

たまに「中古車は一期一会で、ゆっくりしてると無くなってしまうかもしれませんよ」とか言ってくる営業さんもいますが、やはり納得して購入するのが一番ですから、なるべくやるべき事はやっておいたほうが良いと思います。

四半期終わりは、販売店にとっても重要な時期になります。上手く交渉して、良い中古車を購入しましょう。



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