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三菱パジェロ復活なるか!?再登場はいつ?価格はどうなる?

現在、自動車専門雑誌でも、車関連のネットメディアでも、三菱パジェロ復活の話題が少しずつ増えているように思います。

かく言う私も、2代目パジェロのショートワゴンを2台続けて乗っていたこともあり

パジェロという車には人一倍思い入れがあるので復活は大いに期待しているのですが、贔屓目に見ても、今の三菱自動車の状況や三菱車のラインアップを見て「ホントにパジェロって復活するの?」と疑問に思う方も多いでしょう。

今日は、今の三菱自動車にパジェロ復活の目はあるのか?

もしパジェロが復活するとしたら、いつ再登場しそうなのか?価格はどうなりそうなのか?

について、考えるところを記事にしていきます。


三菱パジェロ復活のきっかけを作った2台の車とは?

三菱パジェロは、1982年5月に初代が販売開始され、以降4代に渡り生産が続けられましたが、パジェロのような本格オフロード4WD車の需要が減少し、もっと気軽に乗れるクロスオーバーSUVに人気が移っていったこともあり、2020年7月のパジェロ製造の工場を閉鎖、2021年7月、遂に生産終了したモデルです。

国内生産は終了したパジェロですが、海外では「パジェロスポーツ」という名称で、かつての「三菱チャレンジャー」のようなミドルサイズSUVを販売し続けていました。

このパジェロスポーツを国内でも販売して欲しい、という声はあったのですが、国内導入は実現していません。そんな状況の中で、噂ベースであっても「パジェロ復活」の話しが持ち上がっているのは、下記2台のクルマの存在があるからではないでしょうか。

きっかけの車 その1:トヨタ ランドクルーザーシリーズ

三菱が、今とりあえず新型パジェロなるもののテスト車を走らせ、あわよくば国内でパジェロの復活を目論んでいる理由の一つは、このトヨタ ランドクルーザーシリーズの国内での好調な販売にあると思っています。

特にフラグシップのランドクルーザー300は、現在でも納車待ちへのデリバリーに手一杯で、新規の受注を止めている状況ですし、昨年2024年のランドクルーザーシリーズ(300,250,70)の国内販売台数は51,288台で国産乗用車(軽自動車を除く)の販売台数19位に位置するほどの売れ行きです。

今は、トヨタもカローラクロスやヤリスクロスといった中・小型のSUVが人気ですが、まだまだフラグシップで尚且つオフロードでの走行にも強いランドクルーザーのような車は人気なんですね。

ですから「三菱としてもこのカテゴリーにパジェロを当てこんでいきたい」と考えてもおかしくないでしょう。

それと、もう一台この車の存在がパジェロ復活への道を作っていると思います。

きっかけの車 その2:三菱トライトン

外観

そう!三菱トライトンの存在です。

三菱トライトンは、ルーツは1978年発売の「フォルテ」から始まり、45年以上を超え5世代を超えて約570万台が生産され、世界約150カ国で販売された三菱の世界戦略車です。

日本では2006年から国内販売が始まりまり2011年8月に日本市場での販売が終了すると。 その後は海外で人気モデルとして展開され続けました。

写真の現行型は、2023年7月に登場したトライトンとしては3代目のモデルで、「Power for Adventure」をコンセプトに、内外装・シャシー、エンジンが刷新され日本国内には2024年2月に導入された車です。

外観

このトライトン、2024年の1年間の販売台数は3,978台。こういったオフロードも走破できるようなピックアップトラックは日本ではニッチな車になりますが、それでも三菱としては設定していた販売目標を大きく上回るペースの売れ行きだったようで、まだまだこういったアウトドアに適した本格的オフロード車の需要が存在することを三菱としては確認できたことは大きいでしょう。

三菱パジェロ 復活するならどんな車になる?

現在の三菱車のラインアップは、デリカD5、アウトランダー、エクリプスクロス、トライトン、そして軽自動車数車種が主なところで、車種としてはかなり少なくなってしまいました。

そんな三菱車のラインアップの中で、パジェロを復活させるとしたら、どう復活させるか?安易に復活させて売れない車となれば、開発費をドブに捨てるようなもので、他の車種のモデルチェンジする開発費にも影響も出るでしょうし、何より平成時代にあれだけ売れて人気車だったパジェロを敢えて復活させる大がかりな事業において、コンセプトを間違えて顧客に振り向いてもくれない車を造ったら、それこそ三菱というメーカーへの負の印象は強くなるでしょう。

①歴代パジェロはどんな車だったか?

さて、その平成時代の歴代のパジェロですが、2代目は初代の悪路走破性を更に進化させ、スーパーセレクト4WDという”必殺兵器”を採用しながら、乗用車的な乗り心地とデザインイメージを加味したモデルで、私もショートモデルに乗っていましたが、特にスキー場で自分の車を探すのに大変なほどパッジェロだらけってくらい大ヒットした車でした。

その2代目を経て、3代目や4代目については、どちらかと言うと2代目までにあったオフロード走破性やワイルドなイメージよりも、現代的なスタイリングと最新メカニズムを搭載しエンジン性能や安全装備を向上させた高級SUV路線に向かったと言えるでしょう。

②予想されるシャシとサスペンションは?

ニューモデルを開発する際は、どんなシャシ、サスペンションを採用するか?が大事になってきます。上記で紹介しましたランドクルーザーも300,250,70とシリーズがありますが、すべて「ラダーフレーム構造」なのですが、厳密には同じシャシではありませんし、サスペンションも。シリーズの性格に合わせてシャシも共通の部分と相違する部分を分けています。

新型パジェロをどんな車に仕上げるのか?考え方によってシャシやサスペンションのチョイスが変わってくると思います。私の予想では、仮想敵はランドクルーザー300なのではないか?と思っているのですがが、シャシを新開発し導入するには、その開発費に莫大な予算が必要となるので難しい。

そこで、白羽の矢を立てるのは、先に挙げたトライトンのシャシなのです。

トライトンのシャシとして使われている、新開発ラダーフレームは、強固なはしご型で悪路に強く、また走行安定性や乗り心地を大きく向上させるとともに、低振動・低騒音化にも貢献しています。また荷物の積載時の耐久性や衝突時のエネルギー分散性も向上するなど堅牢性も高めているもので、新型パジェロにもこのラダーフレームが採用されることになるでしょう。

今やシャシの共有化は、自動車メーカー各社にとって必要なことで、トライトンと新型パジェロのシャシ共有は、まず間違いないのではないかと考えています。

ただしサスペンションに関しては、トライトンとは差別化してくるでしょう。トライトンはリアのサスペンションにリーフ(板ばね)式リジッドアクスルを採用しています。

リーフ(板ばね)式リジッドサスのメリットとデメリットを挙げてみます。

・メリット

耐荷重性能が高い(板バネは強度があり、重い荷物や人員を載せてもへたりにくい)

構造がシンプルで頑丈(悪路や過積載でも壊れにくい)

積載時に安定する(荷重がかかるとバネが沈み込み安定感が増す。積載車や牽引車に有利)

コストが安い

・デメリット

乗り心地が硬い(軽荷重時はほぼバネが動かず、路面の凹凸をダイレクトに伝え、跳ねやすい)

カーブ時の接地性が劣る(片輪が沈むともう片輪が持ち上がるため、ロール時のタイヤ接地が弱い)

バネ下重量の増加(路面追従性が悪く、細かい凹凸でタイヤが浮きやすい)

 

新型パジェロを買おうとするユーザーは、トライトンのユーザーよりも日常使いや中長距離オンロードの走行安定と乗り心地を重視するでしょうから、トライトンで採用しているリーフリジットサスでは、乗り心地が硬くカーブ時の接地性が劣るのでパジェロには使わず、歴代パジェロと同様4輪ともダブルウィッシュボーン式独立懸架コイルスプリングを採用し、オンオフともに優れた乗り心地と走破性を兼ね備えた車となって出てくるのではないかと予想します。

ちなみにランドクルーザーシリーズは、オフロード性能に定評があるのはもちろんですが、300シリーズはオンロード性能もヘタをしたら、どこぞの高級セダンも顔負けな乗り心地を実現しています。300シリーズはフロントサスにダブルウィッシュボーン式独立懸架コイルスプリングリアサスにはリーフ式リジットサスではなく、トレーリングリンク車軸式コイルスプリングを採用していますね。

反対にランドクルーザー70シリーズは、より悪路走破に重きを置いた車なので、フロントサスに車軸式コイルスプリング、リアサスに車軸式半楕円リーフスプリングを採用しています。

③車体サイズはどこまで大きくなる?

車体サイズは、どうなるでしょう?

シャシはトライトンのラダーフレームを採用するでしょうから、それなりの大きさになるでしょう。

ちなみにランドクルーザー各シリーズとトライトン、4代目パジェロのロングボディのサイズを比較してみます。

・ランクル300ZX(全長×全幅×全高×ホイールベース)

4985mm×1980mm×1925mm×2850mm

・ランクル250ZX(全長×全幅×全高×ホイールベース)

4925mm×1980mm×1935mm×2850mm

・ランクル70(全長×全幅×全高×ホイールベース)

4890mm×1870mm×1920mm×2730mm

・トライトンGSR(全長×全幅×全高×ホイールベース)

5360mm×1930mm×1815mm×3130mm

・4代目パジェロロング(全長×全幅×全高×ホイールベース)

4900mm×1875mm×1870mm×2780mm

 

こう見ると、トライトンの大きさは群を抜いていますね。もしもトライトンのシャシを使うのならば、新型パジェロもそれなりの大きさになると予想できます。

歴代のパジェロ(ロングボディ)の車体サイズを見ると、ランドクルーザーのフラグシップモデル(80,100,200そして最新の300)よりは小さくランドクルーザープラドと同等の大きさで造られていました。もしかしたら新型パジェロはランドクルーザー300の車体サイズを超えてくるかもしれませんね。

④3ドアショートボディは設定される?

さて、新型パジェロの車体サイズを予想してきて気になるのは、歴代パジェロの中で常に設定されてきた3ドアのショートボディです。

こちらは、私が購入した2台目のパジェロ、ショートボディモデルですが、新型パジェロにおいても3ドアのショートボディは登場してくるのでしょうか?

私の予想では、ショートモデルの登場は難しいと考えています。今や、世界を見渡しても3ドアのショートボディモデルのSUVですぐに名前が出てきそうなモデルは、スズキのジムニーシリーズとランドローバーディフェンダー90くらいで、市場規模的に小さいですし、3ドアのボディーまで造る開発コストを考えると5ドアのロングボディのみのモデル展開にならざるを得ないだろうと考えます。

⑤パワーユニットはどうなる?

新開発2.4L クリーンディーゼルターボエンジン

トライトンには、2.4リッターディーゼルターボ(204ps/470N・m)が採用されています。トライトンGSRの車両重量は2140kgですから、それほど元気な走りは出来ませんが、実用としては充分なのだと思います。

また、三菱にはアウトランダー用のシステム最高出力306psのPHEVユニットがあります。

新型パジェロには、上記ディーゼルターボかPHEVユニットのどちらか?あるいは両方採用されるのか?興味あるところですが、やはり新時代を担う車なので、PHEVで登場する可能性が高いでしょう。

ただ、ランドクルーザー300はガソリンエンジンとともにディーゼルエンジンを残しています。オフロード走行を好む方であればディーゼルエンジンもカタログモデルとして残して欲しいと思うでしょう。

⑥スーパーセレクト4WD-Ⅱは新型パジェロにも搭載される?

これまで、パジェロの走りを支えてきた4WDシステム「スーパーセレクト4WD-Ⅱ」は新型パジェロにも搭載されることでしょう。

センターデフ付きフルタイム4WD(4H)による舗装路での安定性と、センターデフロック直結4WD(4HLc, 4LLc)による悪路走破性、そして燃費の良い2WD(2H)を、走行中でも切り替えられるという、オールラウンド性と利便性が最大の魅力です。

私が所有していた2代目パジェロの頃は、まだ初期のスーパーセレクト4WDで、ギアシフトの横にあったトランスファーレバーで2H、4H、4HLc、4LLcを切り替えていたのですが、市街地や一般道は2Hで、高速走行からちょっとした雪道は4Hで、雪が深くラッセルで進みたいときは4HLcや4LLcに切り替えて使い、実に重宝していました。

トライトンにもスーパーセレクト4WD-Ⅱは搭載されていますが、より進化し、より使い勝手の良いシステムで出てくることを期待したいですね。また、その他にも走行に関する様々なテクノロジーを盛り込んで登場してくるはず。2代目パジェロがスーパーセレクト4WDを装備して世界を驚かせたように、新型パジェロも先進のテクノロジーで驚かせて欲しいですね。

新型パジェロが登場するとしたら、登場はいつになる?価格の予想は?

autocar.co.nz/new-mitsub...

以上、新型パジェロについてあれこれ考えてみました。

さて、この新型パジェロ、登場してくるとしたら、いつ頃の登場になるのでしょうか?

すでに偽装されたプロトタイプ車両の写真が出回っているところを見ると、開発は進んでいると思われます。

三菱としてはデリカD:5やアウトランダーのモデルチェンジとの絡みも考えていると思いますが、今は、トライトンの販売も堅調に進み、トヨタのランドクルーザーシリーズの売れ行きも好調で、この大型オフローダーの販売の勢いが無くならないうちに新型パジェロを投入したいと考えているでしょうね。

また「Mitsubishi Motors Momentum 2030」の事業計画の推進の起爆剤にもしたいところでしょう。

そうなると、やはり登場は噂どおり2026年になるのでは?と考えています。

 

価格はどうなりそうか?

やはりパジェロは現行三菱車の中で、一番高価なモデルになるでしょう。今の三菱自動車の技術をすべて入れ込み、妥協の無いモデルとして仕上げてくるでしょうから、それなりにコストもかかっていることだと思います。

そこで、比較になりそうなのがやはりランドクルーザー300でしょう。現在のランクル300の価格帯は、525.2万~813.6万です。現在の三菱車の最高価格車は、アウトランダーPHEVで、Pグレードの7人乗りが640.5万で最も豪華なPエグゼクティブパッケージの7人乗りが668.5万円です。

新型パジェロがPHEVで出てくるとしたら、アウトランダーよりも高い価格にしてくるでしょうね。ベーシックグレードで500万円台後半、最上位グレードで800万円を切るか?切らないか?というところで予想したいと思います。

新型パジェロ 予想のまとめ

三菱モメンタム2030ラインナップ

さて、今回いろいろ予想してみましたけど、あくまで噂や今の三菱車のモデルを見た上で、元パジェロ乗りの勝手な予想であり確定情報ではないので、その点ご理解ください。

それでは、元パジェロ乗りとしての予想をまとめてみます。

・新型パジェロはトライトンのシャシを流用して、オフロード走行に強いボディになる

・サスは独立懸架で、オンロードの走行性能、乗り心地も充実させる

・車体サイズは、シャシに合わせて大きくなる。もしかしたらランクル300超えも?

・3ドアショートボディのモデルの登場は望み薄

・パワーユニットは、現行アウトランダーのPHEVユニットの改良版になるか?

・トライトンに載るディーゼルエンジンは望み薄だけど、マニア向けにラインアップされるか?

・スーパーセレクト4WD-Ⅱの改良版やその他走行に関するテクノロジーは満載で登場する?

・登場するとしたら、2026年と予想

・価格はランクル300とアウトランダーPHEVの価格を考え500万円台後半~800万円程度と予想

 

と考えてみました。

いかがだったでしょうか?まだまだ三菱自動車からの発表も何も無く、ネットに流れている噂の段階ですが、一応偽装されたプロトタイプ車両は走っているので、登場する可能性は高いでしょう。

今後、更なる情報の更新と、パジェロの復活を期待しながら、今日の記事を終えたいと思います。

 

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  • この記事を書いた人

まっすー

神奈川県在住の50代、無類の車好き。サラリーマン時代に購入した愛車のポルシェを水没させてしまうが見事に復活させた経験あり。2台目のポルシェと現在の愛車ゴルフⅦは中古で購入。これまで乗ってきた車、試乗した車を基に今ならこんな中古車を狙いたい!を発信します。

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