皆さんも新車や中古車を購入した後は、購入したディーラーに点検や車検で車を見てもらうケースが多いかと思います。
その際、結構言われるのが「タイヤの溝が減ってて、スリップサイン出てますよ」という言葉。最近では、猛暑での車の利用で古いタイヤのひび割れが発覚するケースも多くなっているようです。
たとえば車検期間満了直前に言われたり、「このまま走行すると危険です」って言われると、一度車を持ち帰って、履きたいタイヤを考えて、なんて時間的余裕が無く、そのまま車をディーラーに預けて、車検と同時にタイヤの交換も依頼することになっちゃいますよね。
でも、実はタイヤ交換はディーラーでは極力行わず、他の方法で交換するほうが良いのです。
今日の記事は、ディーラーでタイヤ交換を依頼しちゃいけない理由と、タイヤ交換の様々な交換の手段をご紹介し、シチュエーションに合わせた交換の手順について整理していきます。
ディーラーでタイヤ交換してはいけない理由
先月、私の愛車ゴルフの車検でした。今回までは購入したフォルクスワーゲンディーラーで車検を行うつもりで、車検期間満了3週間前に車検の見積もりにディーラーに車を見せに行ったところ
「タイヤ溝はまだあるのですが、ひび割れがあって、このままでは車検通らないと思います」
とのこと
確かに「そろそろ換え時だな」とは思っていたのですが、まだ溝はあったので、車検後様子を見て交換でいいだろうと安易に思ったのが間違いでした。
とりあえずサービスさんにディーラーで交換できるタイヤのリストをもらったのですが、ここで実感したのです。
「ディーラーでタイヤ交換しちゃダメだ」ということを。
なぜダメなのか?理由をいくつかお教えします。
1.価格が高い!
私のゴルフのタイヤサイズは、225/45R17ですが、ディーラーから提示されたタイヤの値段を見るとビックリ!ネットで見ていた価格よりもかなり高い。後々自分で見つけたお店で同銘柄のタイヤを比較すると1.5倍高い!
適合タイヤのリストもディーラーでもらったのですが、どれも大変高価で、以前ポルシェボクスターでタイヤ交換(前後異なるサイズのタイヤ)したときの銘柄もリストにあったのですが、4本セットで5万ほど高い価格になっていました。
もちろんボクスターに乗ってた頃からは月日が経ち、タイヤの価格も全体的に高騰してはいますが、それにしてもお任せでディーラーでタイヤ交換すると、バカにならない費用を取られるのですよね。
2.タイヤの選択肢が少ない!
これもディーラーでタイヤ交換することのデメリットですね。ディーラーでは基本的にメーカー指定のタイヤを中心に取り扱っているので、タイヤの選択肢が少ないです。
しかも同シリーズ(ミシュランならパイロットスポーツとかプライマシーとか、ブリヂストンならポテンザとかレグノとか)でバージョンの古いタイプしか無い場合もあります(未だにミシュランのPS2がリストにあるのにはビックリ!)。履きたいメーカーのタイヤや、新しいモデルのタイヤが欲しい場合、ディーラーでは用意できない場合もあるのです。
3.交換工賃が高い!
タイヤ本体の価格も高ければ、交換工賃も高いのがディーラーの特徴です。廃タイヤの料金も含め、後々自分で見つけたタイヤ専門店と比べると工賃は1万円以上の差が付いてました。
私がとったタイヤ交換方法は?
さすがにディーラーで提示されたタイヤ交換の見積額に納得いかなかったので、一度出直して考えてみることにしました。ただし、車検はディーラーで行うことは決めており、ディーラーへの入庫は数日後、ということで、それほど時間的猶予が無いままタイヤを探すことになりました。
まず在庫確認したのは、以前レガシィに乗っていた頃タイヤ交換したこのショップ
扱うタイヤメーカーは多く、また何より価格が安いのが特徴のこのショップに連絡してみました。
まずは県内の2店舗に連絡
まっすー:「ゴルフⅦの225/45R17のタイヤを探しているんですけど」
ショップ店員:「○○(メーカー)の△△(銘柄)なら在庫があるのですが、どうですか?」
まっすー:「□□(メーカー)はありませんか?」
ショップ店員:「□□(メーカー)の在庫は無いですねぇ」
2店舗とも、自分が履きたい銘柄の在庫は無い模様。
他にも、タイヤの販売で定評のあるショップ数件に連絡してみたのですが、どこも私が履きたい銘柄は置いていない状況。思い返してみると、今は大きなショップでも、できるだけ在庫を持たず、ネット販売して発送という形を強化しているのですね。
そうです、現在のタイヤ交換は
ネット通販で安く購入して、どこかのショップに持ち込んで装着する。
これが主流なのです。
だから、今までタイヤ交換でお世話になっていたショップ数件に連絡しても、在庫されてないのです。
もちろん時間があれば、ネット通販で価格を比較し、購入してどこかのショップで取り付けてもらうのですが、今回は車検入庫が近づいていたので、時間の余裕がありません。
また、このタイヤ交換以外にも車検に通すために、こちらの問題にも対処が必要でした
ヘッドライトカバーに無数のクラックが入り、ヘッドライトの光量が不足して車検が通らない、という問題です。
自分でヘッドライトの磨き剤を使って磨きを行ったり、安く磨いてくれるショップを探したりを行い、益々ネット通販を利用する時間は無くなったのです。
その後、ようやく4本セットを在庫しているショップを見つけたのですが、今一度フジ・コーポレーションの別の店舗に連絡したら、ここにも4本セットが在庫されていて、価格も安かったので、結局そちらに交換をお願いしたのです。
工賃、廃タイヤ代も含め、ディーラーの見積もりよりも5万円ほど節約になったのです。
他にどんなタイヤ交換の方法がある?
タイヤの交換には、おおよそ次の方法があります。
1.ディーラーでの交換
2.オートバックス等のカー用品店
3.タイヤ専門店
4.ネット通販+持ち込み交換
5.ガソリンスタンド
それぞれの特徴をまとめてみました。
項目 | ディーラー | カー用品店(オートバックスなど) | タイヤ専門店 | ネット通販+持ち込み交換 | ガソリンスタンド |
---|---|---|---|---|---|
価格 | 高い(純正品中心) | 中程度(幅広い価格帯) | 安め(ショップによる) | 最安(通販価格が安い)+工賃別 | 中程度〜やや高め |
タイヤの選択肢 | 限定的(純正・メーカー推奨) | 豊富(国内外ブランド多数) | 豊富(国内外ブランド多数) | 非常に豊富(通販はほぼ全ての銘柄) | 限定的(仕入れ先の在庫に依存) |
工賃 | 高い(メーカー基準) | 標準的(キャンペーンで安くなることも) | 安め(ショップによる) | 工賃は店舗ごとにバラバラ(割増あり) | 標準的〜やや高め |
作業の確実性 | 高い(保証も効きやすい) | 専門スタッフが多く安心 | タイヤ専門なので安心 | 店舗による(専門性に差あり) | 店舗による(経験差あり) |
保証・アフター | メーカー保証と連動しやすい | 店舗独自保証(パンク保証など)あり | 店舗独自保証(パンク保証など)あり | 通販では保証なし、取付店保証は限定的 | ほぼなし |
スピード・利便性 | 要予約、土日混雑 | 比較的予約しやすい | 在庫があれば即取り付け可能 | 事前に通販→取り付け店予約が必要 | その場で対応できる場合あり |
持ち込み対応 | 原則不可(または高額) | 可能(持ち込み可だが割増工賃) | ショップによる | 主流(通販から直送可能な提携店あり) | 店舗による(拒否される場合あり) |
おすすめユーザー | 新車保証を重視、純正志向 | バランス重視、種類から選びたい人 | 履きたい銘柄を早く・比較的安く選びたい人 | 多少時間はかかっても、とにかく安く買いたい人、銘柄にこだわりたい人 | 便利さ重視、緊急時の交換 |
どの方法も一長一短ありますよね。一つ言えるのは、オーナーが日頃からタイヤの状況をしっかり確認しておき、いつ頃交換すべきなのか?を予測して早めの対処をしておくことで、上記のタイヤ交換の方法のどれでも選択が可能になるのです。
ベストのタイヤ交換方法は?
では、どこでタイヤ交換を行うのがベストなのでしょう?実はオーナーの車への接し方、考え方によってベストな交換方法が変わるのです。本項ではオーナーのタイプ別にベストな方法を挙げていくとしましょう。
タイプ | 特徴 | おすすめの交換先 | 理由 |
---|---|---|---|
コスト重視派 | ・できるだけ安く買いたい ・多少の手間は気にしない | ネット通販+持ち込み交換orタイヤ専門店 | ネット通販が最安値で購入できる。取付店を選べば総額が最も安く済む。また、安いタイヤ専門店なら、ネット専門店並みに安い場合もある。 |
安心重視派 | ・保証を重視 ・車の整備はすべて誰かに任せたい ・長く車を乗る予定 | ディーラーorタイヤ専門店 | ディーラー交換はメーカー保証と連動しやすく、作業の信頼性が高い。純正指定タイヤで安心感あり。ただ、タイヤ価格・工賃は高い。タイヤ専門店でも有償でパンク保証を付けてくれるところもあり。 |
こだわり派(銘柄は自分で選びたい) | ・タイヤの性能やブランドを自分で選びたい ・スポーツ走行や静粛性などにこだわりがある | カー用品店orタイヤ専門店 or ネット通販+持ち込み | 豊富な銘柄から選べる。スタッフに相談すれば用途に合ったモデルを提案してくれる。通販ならマニアックな銘柄も入手可能。 |
急ぎ派(利便性重視) | ・今すぐ交換したい ・出先でのトラブルにも対応したい | ガソリンスタンド | 即日交換に対応してくれる場合が多い。緊急時に最も頼りやすい。 |
上記の表のように、各オーナーの車への接し方やタイヤ交換が必要になったシチュエーションによって、交換方法は変わるのでしょう。ただ、あらかじめ購入するショップと取り付けるショップを決めてあり、多少の時間的余裕もあるなら、ネット通販が一番良いでしょうし、時間的余裕は無いけど安く済ませたいなら在庫があるタイヤ専門店を探すのが一番かもしれません。
逆に、タイヤの銘柄に拘りは無いし、費用は高くても構わないが、自分でショップを探す等の煩わしいことはしたくない、すべて車のことは誰かに任せたい、というオーナーはディーラーでの交換が一番なのでしょうね。
今日の記事のまとめ
本日は「タイヤ交換はディーラーに依頼しちゃダメ。一番良い交換の方法は?」と題してお話してきました。
今はタイヤも原材料の値上がりもあって、どんどん値上がりしてますし、自動車メーカーは車の見た目のデザインや儲けを重視したいところもあるので、どんどんタイヤの径が大きくなって、それでまた価格も高騰しているのです。
ですから、余程の金銭的余裕があるオーナー以外は、ディーラーでのタイヤ交換ではなく、ネット通販+持ち込み交換や安いタイヤ専門店を探して交換依頼するのが吉だと考えます。
いずれにしても、日頃からタイヤの状況を把握して、余裕をもって交換の手続きを行うことが必要だということですね。