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「伝説の帰還」か「新たな衝撃」か。アキュラ インテグラ Type Sが日本上陸!

「ホンダ インテグラ」。この名を聞いて、高回転まで突き抜けるVTECサウンドや、かつての3代目(DC2/DB8型)4代目(DC5型)タイプRがサーキットを席巻した姿を思い出さないホンダファンはいないでしょう。

長らく日本のカタログから消えていた[「インテグラ」という伝説が、ついに帰還します。

しかし、海を渡ってやってくるのは、私たちが知っているあの「軽量コンパクトなクーペ」ではありません。北米アキュラで鍛え上げられた、320馬力オーバーの怪物を心臓に持つプレミアム・スポーツ。これは果たして、私たちが待ち望んだ「インテグラ」の正統進化なのか、それとも全く新しい「新たな衝撃」なのか。その真価に迫ります。

待ちに待った「インテグラ」の名、しかし中身は…

私のような世代の車好きとしては、ホンダ インテグラと言えば、写真の3代目TYPE Rのように軽量コンパクトな3ドアクーペ(3代目は5ドアハードトップセダンもあり)を思い出します。この車体に1.8L DOHC VTECエンジン(200ps/19.0kg)を載せているので、運動性能は抜群でした。

私の知り合いのクルマ好きも、この代の5ドアハードトップのTYPE Rを所有しており、峠では当時私が運転していたポルシェ ボクスターを後ろから突っつきまくるくらい、速くて高性能な車でした。

この「TYPE R」のグレードは、次のDC5型インテグラにおいても登場し、そのVTECエンジンは2リッターへ排気量UPされ、出力も220ps/21.0kgへと増強されたのです。

インテグラTYPE R

アキュラ・インテグラ Type Sとは

では、現在米国で生産され、日本に導入が決まった「アキュラ・インテグラ Type S」とはどういう車なのか?

アキュラ・インテグラ タイプS(Acura)

写真は米国仕様ですが、どうもかつてのDC2型やDC5型インテグラのような「手のひらサイズのスポーツ」とは違うような・・・。

それもそのはず、「インテグラ」という名称を与えられているとはいえ、明らかにかつてのインテグラとは違うコンセプトの車になっています。

アキュラ・インテグラ Type S 参考スペック(米国仕様)

全長×全幅×全高(メートル換算)4,725mm×1,900mm×1,407mm
最低地上高(メートル換算)102mm
乗車定員4名
車両重量1,460kg
エンジン/駆動方式2.0L直4ターボ/FF
トランスミッション6速マニュアルトランスミッション
最高出力(SAE NET)320hp(約324ps)/6,500rpm
最大トルク(SAE NET)310lb-ft(約420N.m)/2,600-4,000rpm

ボディーはかなり大型のようですね、搭載されるエンジンは2.0L直4ターボ、基本的にはシビックTYPE Rと同じエンジンになります。ではかつての「インテグラ TYPE R」と「アキュラ・インテグラ Type S」を比較してみましょう。

全長×全幅×全高車重エンジン
DC2型(3代目)    インテグラTYPE R4,380mm×1,695mm×1,320mm1,060~1,080kg1.8L DOHC VTEC 200ps(8,000rpm) 186N.m(6,200rpm)
DC5型(4代目)    インテグラTYPE R4,385mm×1,725mm×1,385mm1,170~1,180kg2.0L DOHC i-VTEC 220ps(8,000rpm) 206N.m(7,000rpm)
アキュラ・インテグラ Type S4,725mm×1,900mm×1,407mm1,460kg2.0L DOHCターボ 324ps(8,000rpm) 420N.m(2,600~4,000rpm)
(参考)シビックTYPE R4,595mm×1,890mm×1,405mm1,430kg2.0L DOHCターボ 330ps(6,500rpm) 420N.m(2,600~4,000rpm)

比較してみると、「アキュラ・インテグラ Type S」は”インテグラ”という名称は付いていても、かつての「手のひらサイズのスポーツ」を謳うインテグラの再来というよりは、シビックTYPE Rと同様のエンジンを搭載し、より大きなボディーを持つ新たなホンダのハイパフォーマンスカーなのです。

デザインとサイズ感:もはや「プレミアム・スポーツファストバック」

「アキュラ・インテグラ Type S」の車両寸法(全長4,725mm×全幅1,900mm×全高1,407mm)って、今の日本車にはあまり無い寸法になっていて、寸法として近いのはレクサスIS(全長4,710mm×全幅1,840mm×全高1,440mm)くらい?。

この車、真横から見るとなんとなく見えてくるのですが、シビックTYPE Rと同様に独立したトランクを持つ構造ではなく、ハッチゲートを備えるファストバックスタイルになっています。インテグラ 2026 パッケージ タイプS

アキュラ・インテグラ Type Sとシビック TYPE Rはプラットフォームを共有する兄弟車なのです。それではここで、アキュラ・インテグラ Type Sが日本導入されたら、何かと比較されるであろうシビック TYPE Rを現時点出ている情報で比較してみます。

敢えて比較してみる「VS シビック Type R」

①似ているようで違うボディーの佇まい

両車とも5ドアのハッチバックスタイルですが、メーカー側の開発コンセプトが異なります。

・シビック TYPE R:サーキット走行を意識した、よりスパルタンで硬派な5ドアホットハッチ。

・インテグラ Type S:性能は同等ながら、日常の快適性やプレミアム感(洗練さ)を重視した「高級5ドア・リフトバック」

同じプラットフォームを持つ両車ですが、違いがあるのは全長です。インテグラ Type Sの全長はシビックTYPE Rよりも130mm長いのです。ホイールベースは両車とも2,735mmと同じ。インテグラ Type Sはシビックよりもリアのオーバーハングを長めにとって、伸びやかなスタイリングに見えます。

そして、何よりの違いがシビックにある巨大なリアウイングがないことが最大の違いです。代わりに控えめなリップスポイラーを装備。「サーキットの主役」を張れるシビックと「公道のプレミアムスポーツ」を謳うインテグラという棲み分けができるかと思います。

また、シビックがボディと一体化した滑らかなワイドボディーなのに対し、インテグラはエッジの効いたワイドフェンダーを採用。また、ディフューザー周りの造形がインテグラの方がより立体的で、プレミアムスポーツとしての主張が激しいです。機能美のシビックに対し多少”装飾美”に振ったインテグラと言えるでしょう。

②内装の違い(「情熱、レーシー」と「上質、快適」の違い)

シビックのインテリアは、ホンダのTYPE Rの伝統である「赤いシート」「赤いフロアマット」を採用、フルバケットシートでスポーツ走行に最適なシートとなっています。対してインテグラはサイドサポートをしっかり確保しつつも、長距離ドライブで体が痛くならない「ウルトラスエード×レザー」のスポーツシートを採用、カラーも「オーキッド(白系)」や「レッド」などが選べ、上質さと落ち着きを重視しています。

また、インテグラは「ELS STUDIO 3D」プレミアムオーディオ(16スピーカーシステム)を標準装備。高音質なオーディオ環境を提供。さらに、防音材の追加などで静粛性を高めています。そして、ヘッドアップディスプレイ(HUD)やシートヒーター、ワイヤレス充電など、シビックでは「走りに不要」と切り捨てられた装備が揃っています。

③エンジンスペックは同等でも、走りの「質」は違う

エンジンは、基本同じK20C型2リッター直列4気筒直噴ターボを使用しているので、パワー差はほとんど無いでしょう。ですが、シビックとインテグラで「走りの質感」は変えているはずです。

インテグラもシビックと同じ6速マニュアルトランスミッション仕様となっていますが、シビックはサーキットインテグラは公道に焦点を合わせていて、メーカーとして味付けの差を感じるような設計にしていることでしょう。

シビックには、エンジンスロットルのマッピングや、ステアリングのアシスト量、サスペンションの減衰量、エンジンサウンド等を調整できる「ドライブモード」が装備され、「コンフォート」、「スポーツ」、「+R」、そしてオーナーの任意で設定できる「INDIVIDUAL」のモード切り替えが可能です。

もちろんインテグラにも「ドライブモード」は存在し、「コンフォート」、「スポーツ」、「スポーツ+」、そしてこちらも任意設定できる「INDIVIDUAL」があり、計4種類の切り替えが可能ですが、シビックと比べて各モードとも少しコンフォート寄りに振ったセッティングになっているのではないでしょうか?

サーキットに持ち込み1秒を争う使い方ならシビック、公道で上質なスポーツ走行を気軽に楽しみたいのならインテグラ、その棲み分けのキーになるのは、この「ドライブモード」のセッティングなのかもしれません。

価格は:シビック TYPE Rの1.5倍以上? 購入に際しての注意点は?

シビック TYPE R譲りのパワーユニットに、上質な足回りと上質な内装。国産・輸入車ともに新車価格が高騰している実情を考えると、インテグラType Sの日本導入における価格も気になるところです。

現在、米国におけるメーカー希望小売価格(MSRP)は52,900ドル、1ドル=150円前後想定で単純換算して約793万円になります。輸送費、国内法規への適合費用、日本仕様に向けての装備追加を加味すると、850万円〜900万円前後になると予想されます。

 オプションや諸費用を入れれば1,000万円弱という価格は、かつてのインテグラを知る世代には驚きかもしれません。しかし、アキュラ自身がインテグラType Sのライバルとして考えているBMW M235xDrive(743万円) やメルセデスAMG CLA35 4マチック(875万円)アウディ S3セダン(798万円)を考えれば、それほどビックリするような価格ではない、と言えるでしょう。

購入を検討する際の「3つの覚悟」

今回ホンダは、インテグラType Sに加えて「PASSPORT」という、本格的なオフロード走破性能と快適なオンロード走行性能を併せ持つ大型SUVモデルを逆輸入します。

PASSPORT TRAILSPORT ELITE(米国仕様)

これは、国土交通省が新たに創設した米国製乗用車に関する認定制度を活用したものであり、米国で生産される魅力的なモデルを日本市場に導入することで、日本の多様なニーズに応え、ラインアップの充実を図るものですが、こういった逆輸入モデルを購入する際、注意が必要なものもあります。

①「左ハンドル」のまま導入される可能性大

今回の日本導入においては「左ハンドルのまま」販売される可能性が極めて高いことです。

これは、米国生産車をそのまま導入する新制度を活用するため、右ハンドル仕様の開発コストを抑え、早期導入を優先するためのものなのです。

左ハンドルは最初は戸惑うかもしれません。私もかつて乗ってたポルシェのボクスターが左ハンドルのMTでした。左ハンドルのMTで一番大変だったのは、出先の駐車場のチケット受け取りや料金支払いです。車両の右側にしか窓口が無い駐車場だと、一度クルマを降りて窓口や精算機を利用しなければならず、難儀でした。

ただ、それ以外は意外と運転しているうちに慣れるもので、たまに右ハンドル車を運転すると違和感に思ったほど。それとインテグラType SはMTですから、シフトは右手で操作します。ウインカーレバーはハンドルの左に設置してあるはずで左手で操作するので、操作が右手左手で別れて行えるのが利点です。

②販売台数は「極少量」の争奪戦になるか?

今回のインテグラType Sは、カタログモデルとして潤沢に用意されるのではなく、限定車に近い「少量導入」になるとの見方が強いです。

シビック TYPE Rも争奪戦になり、納車が長納期化しましたが、インテグラ Type Sはそれ以上の「激レア車」になる可能性があります。やはり、欲しいと思った瞬間にディーラーへ駆け込まないと遅いかもしれませんし、もし少しでも気になるのであれば、今からでもいくつかの大規模ディーラーに行って情報収集と営業さんへの”顔見せ”をしておくべきでしょう。

③サイズ感という物理的な壁

デザインの項目でも触れましたが、全幅1,900mmというサイズは、日本の一般的なパレット式立体駐車場(制限1,850mmが多い)には入りません。

また、お住まいの地域が幅の狭い道路ばかりだと、走行に気を遣います。購入前に、自宅や出先の駐車場が『1.9m』を受け入れられるか?、頻繁に走行する道の状況はどうか?を考えておく必要があるでしょう。

まとめ:インテグラ Type Sは、ホンダが大人になった私たちに贈る最上のスポーツカーだ

「インテグラ」という響きに、胸の奥が熱くなる感覚を覚えるのは、きっと私だけではないはずです。

かつて、VTECの咆哮に酔いしれ、夜の峠や高速道路を駆け抜けたあの頃。私たちは若く、車はもっと剥き出しの機械でした。そして今、2026年。電動化の足音がすぐ背後まで迫るなか、ホンダが最後のご褒美のように日本へ届けてくれたのが、このアキュラ・インテグラ Type Sです。

あるいは、手に入らなくなったシビック TYPE Rの面影を、この車に重ねる人もいるかもしれません。しかし、断言しましょう。インテグラ Type Sを選ぶことは、決して「代わり」を探す妥協ではありません。

サーキットのコンマ一秒を削るために、快適さを削ぎ落としたシビック。 対して、上質なレザーに身を委ね、最高のオーディオで自分だけの音楽を流しながら、320馬力超の咆哮を右手(6速MT)で手懐けるインテグラ。

それは、大人になった私たちが、今もっとも欲していた「運転する楽しさを、その”空間”とともに味わう」ということなんです。

「あの時、買っておけばよかった」 そんな後悔を、私たちはこれまで何度繰り返してきたでしょうか。純粋な内燃機関を、自らの手で操る歓び。その「最後のチャンス」になるかもしれない状況が、今、アキュラという特別なバッジを纏って目の前にあるのです。

伝説の帰還か、新たな衝撃か。 その答えは、ステアリングを握り、最初のシフトチェンジを行った瞬間に、あなたの心の中で完結するはずです。

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  • この記事を書いた人

まっすー

神奈川県在住の50代、無類の車好き。サラリーマン時代に購入した愛車のポルシェを水没させてしまうが見事に復活させた経験あり。2台目のポルシェと現在の愛車ゴルフⅦは中古で購入。これまで乗ってきた車、試乗した車を基に今ならこんな中古車を狙いたい!を発信します。

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