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すべてが「ちょうど良い!」車 フォルクスワーゲン ゴルフ

フォルクスワーゲン・ゴルフという車は、ポルシェに乗ってる頃から興味はありました。

試乗も、ゴルフⅤの世代からGTIを中心にさせていただいてたのですが、世代毎にちょっとずつ感覚の違いはありましたが、総じて「ゴルフ」という車の出来の良さは感じていたのであります。

さて「ここ最近、ロングツーリングもしなくなったし、箱根にも行かなくなったし」ということで、数年前にポルシェ911を降りた後、車一台でどんなことでもこなせる車をコンセプトに中古車選びをし、購入したのがこのゴルフⅦでした。



車の概要

2014年式 フォルクスワーゲン・ゴルフ(Ⅶ)TSI ハイライン

ボディカラー:ナイトブルー・メタリック

インテリアカラー:ブラック

ステアリング:RHD(右ハンドル)

トランスミッション:7速DSG

 

この車は、フォルクスワーゲンの認定中古車として販売されていたものを、2022年に購入。購入時の走行距離は3万kmでした。

3万kmの走行となると、日本車の大衆車なら、そこそこ”走った感”が見え隠れする距離なのですが、さすがにゴルフは、3万kmの走行を感じさせない車で、その乗り味もこの車を選んだ理由になりました。

 

どんなオプションが付いていた?

ゴルフと言えば、フォルクスワーゲンの旗艦車ですから、おおよそ必要なものは標準装備されています。ここではこの車に付いていた数少ないオプションについて紹介します。

① バイキセノンヘッドライトパッケージ

ゴルフⅦハイラインの標準はハロゲンヘッドライトなのですが、この車にはオプションでこのパッケージが付いていました。

パッケージの内容は、バイキセノンヘッドライト(オートハイトコントロール機能、LEDオプションランプ付)、ダイナミックコーナリングライト、ヘッドライトウォッシャーです。

今やキセノンヘッドライトの明るさに慣れてしまった身としては、このオプションは必須でした。ただコーナーリングライトはポルシェ911にもオプションで付いていましたが、すでに暗い山間部を走ることがほとんど無くなった自分には無用の長物かもしれませんね。

② Discover Proパッケージ

フォルクスワーゲン車のオーディオ・ビジュアルや車両に関する情報などを統合制御するシステムです。

私の購入したゴルフⅦ TSIハイラインは、このDiscover Proパッケージとバイキセノンヘッドライトパッケージはセットオプションの設定になっていたようです。

今のところ、前オーナーが付けていたと思われるオプションは上記2点です。

自分が新車で購入するなら、電動パノラマスライディングルーフ(サンルーフ)は付けるかな。

アダプティブシャシーコントロール(走行モードに応じてダンパーの減衰力や電動パワーステアリングの特性をコントロールする機能)は私の車には装着されていませんが、ハイラインの足回りであれば特段の必要は無いと判断しました。

もし新車で購入するとしても試乗したうえで必要だと思うなら、ってくらいのオプションですね。ゴルフなら足回りの固いGTIやRなら必要になってくるかもしれませんが、ハイラインくらいの足回りでは私なら必要ありませんでした。



フォルクスワーゲン・ゴルフという車は・・・

フォルクスワーゲン・ゴルフという車は表題にも書きましたとおり

「ちょうど良い!」

車と言えるかと思います。ちょうど良い!と思える点は以下の4点。

①車のサイズ

②エンジンパワー・走行性能

③乗り心地

④燃費

の順にお話していきます。

① ちょうど良い車のサイズ

車体サイズは、全長4,265mm、全幅1,800mm、全高1,480mm、車重(ハイライン)1,320kgです。

ちなみに現行ゴルフのeTSIは、全長4,295mm、全幅1,790mm、全高1,475mm、車重(eTSI Style)1,350kgですから、若干全長が伸び、全幅が狭く、車重が重くなっています。では他メーカーのCセグメント車と比べてみましょう。

・メルセデスベンツ Aクラス(A180)

全長4,420mm、全幅1,800mm、全高1,420mm、車重1,380kg

・BMW1シリーズ(120)

全長4,370mm、全幅1,800mm、全高1,465mm、車重1,460kg

BMW 1シリーズ

・アウディA3スポーツバック(30TFSI)

全長4,355mm、全幅1,815mm、全高1,450mm、車重記載なし

アウディ A3

・プジョー308(Allure)

全長4,420mm、全幅1,850mm、全高1,475mm、車重1,350kg

プジョー 308

・トヨタカローラスポーツ(X ガソリン車)

全長4,375mm、全幅1,790mm、全高1,460mm、車重1,350kg

トヨタ カローラスポーツ

・ホンダシビック(EX ガソリン車)

全長4,560mm、全幅1,800mm、全高1,415mm、車重1,370kg

 

こう見ると、ゴルフだけ全長が4,200mm台で、他の車は4,300mm以上、シビックに至っては全長4,560mmとかつてのDセグメント車くらいに長いですね。

全長の長さは、居住スペースや荷室スペースにも影響してくるのですが、全長の短いゴルフⅦでも定員は5名ですし、私もたまに大人の男性4人でテニスに行くのですが、大人の男性4人乗っても充分な広さを保っています。

 

では、荷室スペースはどうでしょうか?

ちなみに、普通に後部座席を使ったうえで図った荷室容量を比べてみましょう。

・フォルクスワーゲン ゴルフⅦ、ゴルフⅧ:380リッター

・メルセデスベンツ Aクラス:370リッター

・BMW 1シリーズ:380リッター

・アウディ A3スポーツバック:380リッター

・プジョー308:412リッター

・トヨタカローラスポーツ:352リッター

・ホンダシビック:420リッター

 

さすがに、全長が一番長いホンダシビックの荷室容量が一番大きいですが、全長が一番短いゴルフⅦの荷室容量の大きさもかなり検討していますよね。

これ、一人分のテニスバッグ、長さ800mm、幅400mm、高さ300mmですが、これを4人分荷室にしっかり積み込むことができます。

Cセグメントの車の中でも、車体サイズはコンパクトな方なのに、居住スペースや荷室はしっかり確保されている、というちょうど良いサイズの車と言えるかと思います。

② ちょうど良いエンジンパワー、走行性能

ゴルフⅦ TSIハイラインのエンジンは直列4気筒1.4リッターDOHC16バルブICターボ

140ps(103kW)/4500~6000rpm 25.5kg・m(250N・m)/1500~3500rpm

となっています。

 

サーキット走行しませんし、今は箱根のような山間部に走りに行ったりもしません。

今、車の走行性能として求めているものは、市街地でのストップ&ゴーをストレス無く行えること、高速道路での安定性と追越時に必要なゆとりあるエンジンパワーがあることです。

ゴルフⅦ TSIハイラインは、市街地でのストップ&ゴーは、ちょうど良いエンジンパワーとポルシェに比べればちょっとオーバーサーボではあるが、良く効くブレーキのおかげでストレスありませんし、高速道路での直進安定も良く追い越しについても何ら不足を感じることはありません。

もちろん、ゴルフにもよりパワーのあるGTIやRといった車がありますが、TSIハイラインは現状自分や普通のドライバーが必要とする”ちょうど良い動力性能””ちょうど良い車体サイズ”で走らせることができる車だと実感しています。

③ ちょうど良い乗り心地

上記オプションの項目でも書きましたが、ゴルフにはDCC(アダプティブシャシーコントロール(走行モードに応じてダンパーの減衰力や電動パワーステアリングの特性をコントロールする機能))がオプションで用意されていますが、私の車には装着されていません。

ポルシェにもPASM(ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネジメント)というゴルフのDCCと同様のオプションがあります。

ポルシェのようなスポーツ走行に適したサスペンション・車体剛性を持つ車なら、PASMのようなダンパーの減衰力を調整できるようなオプションを装着する価値はあると思いますが(結局、市街地走行でPASMの恩恵を実によく感じていました)

ゴルフを購入する際、何台か試乗したうえで「これは装着してる車じゃなくても大丈夫かも?」と思うようになったのです。

それだけ、ゴルフは素でも乗り心地が良いと思うのです。

購入後も、高齢の親を乗せて、片道150kmほど高速や一般道を走って墓参りに行ったり、市街地のスーパーに買い物に行く際に乗せていったりしていますが、親も乗り心地に不満を言ったことは一切ありません。

そして、現在の新車カタログを見ますと、DCCは最上級グレードのRアドバンスに標準装備、GTIにオプション設定されているだけで、他のグレードにはオプション設定さえされていないことになっています。それだけゴルフの乗り心地は良いということが言えるのだと思います。

④ ちょうど良い燃費

ゴルフTSIハイライン、私が運転する上での実燃費は

市街地のみの走行で13~14km/リッター高速道路では20km/リッターくらいの燃費です。

さすがに日本車のハイブリッド車等と比べれば悪いのかもしれませんが、ターボ付きのフルエンジン車としては良い燃費ではないかと思います。

また、TSIハイラインが積む1.4リッターエンジンには、気筒休止システムが備わっています。

4気筒のうちの2気筒が“休憩”に入るシステムで燃費の改善に一役買ってくれるのですが、インパネを見ていると「ecoマーク」が点灯し、気筒休止していることが分かります。

これが、思ったより頻繁に気筒休止システムが作動するのですが、運転していて作動のオンオフは全く分かりません。そこは素晴らしい技術だと思いますね。

以上、燃費についても、特別良いとまではいきませんが、ちょうど良い燃費を実現してくれる車だと言えるでしょう。

 

グレードの中で なぜTSIハイラインを選んだ?

7世代目のフォルクスワーゲンゴルフには、上位グレードにGTIやRという高性能モデルがありますが、私の購入したTSIハイラインよりも下位モデルにTSIトレンドライン、TSIコンフォートライン、という2つのグレードが存在していました。

ではなぜ、それらのグレードではなく、ハイラインを選んだのか?理由は2つあります。

 

一つはエンジンパワー

TSIトレンドライン、TSIコンフォートラインに積まれるエンジンは1.2リッターターボエンジン(気筒休止は付いていません)

スペックは105ps(77kW)/4500~5500rpm、17.8kg・m(175N・m)/1400~4000rpm

車重はハイラインよりも軽いのですが、それでも1,240kgあります。必要最低限の性能は有しているのですが、私としては高速道路での少しの余裕は欲しかったので、ハイラインの1.4リッターエンジンを推すことにしました。

 

もう一つはリアサスペンション

TSIトレンドライン、TSIコンフォートラインはリアサスペンションがトレーリングアーム(トーションビーム)、上級の「ハイライン」がマルチリンク(4リンク式)となっています。

たぶん乗り比べても甲乙付けがたいものかもしれませんが、最初にハイラインに試乗して、運転する楽しさや乗り心地の良さを感じてしまったので、もうトレンドラインやコンフォートラインに食指は向きませんでした。

こういうところを見ても、車って試乗が大事なんだなとつくづく感じます。

 

これまでお話しましたとおり、フォルクスワーゲンゴルフ TSIハイラインという車は、他社のCセグメントハッチバックと比べても、同じゴルフの他のグレードと比べても

ちょうど良い車

であり、当ブログをご覧いただいた皆様にも、手放しでオススメできる車なのです。Cセグメントのハッチバックの中古車をお考えなら、ぜひ候補に入れてみてください。



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