中古車ってどうやって買ったらいいの?

大手中古車ディーラー系サイトが書かない、新車より中古車の購入が正解な3つの理由とは?

皆さんは今、自動車購入の必要なら、新車・中古車どちらを選びますか?

私なら断然、中古車を選びますし、人にも中古車をオススメします。

 

なぜ私が中古車をオススメするか?

今、大手の中古車系ディーラーも新車VS中古車的な記事を出していますが、私はユーザーの立場から中古車を推す理由をお話していきますので、どうぞ最後までお付き合いください。

 

理由1:新車は価格の高騰が著しい

日本車、輸入車問わず、今の新車価格は高騰し続けています。

価格が右肩上がりな理由は、それぞれのメーカー、車種、グレードによって様々ありますが、まずは、現在新車として販売されている車種を、一世代前の価格と比べてみたので、見ていきましょう。

 

(ケース1)トヨタ プリウス

・先代(4代目)2015(平成27)年12月 発売 価格帯:2,429,018~3,394,145

プリウス(2021年6月~2023年1月) Aプレミアム| トヨタ自動車の ...

・現行(5代目)2023(令和5)年1月 発売  価格帯:2,990,000~3,920,000

トヨタ プリウスの価格・新型情報・グレード諸元 価格.com

 

(ケース2)トヨタ シエンタ

・先代(2代目)2015(平成27)年7月 発売  価格帯:1,689,709~2,329,855

シエンタ(トヨタ)の歴代モデル・グレード別カタログ情報|中古 ...

・現行(3代目)2022(令和4)年8月 発売  価格帯:1,950,000~3,108,000

トヨタ シエンタの価格・新型情報・グレード諸元 価格.com

 

(ケース3)ホンダ フリード

・先代(2代目)2016(平成28)年9月 発売  価格帯:1,880,000~2,332,200

タイプ一覧|フリード(2024年5月終了モデル)|Honda公式サイト

・現行(3代目)2024(令和6)年6月 発売  価格帯:2,508,000~3,437,500

タイプ一覧|フリード|Honda公式サイト

 

(ケース4)フォルクスワーゲン ゴルフ

・先代(ゴルフⅦ) 2013(平成25)年6月 発売

価格帯:2,490,000~2,990,000(GTI、Rを含まず)

フォルクスワーゲン ゴルフ(7代目)中古車価格が1年で30万円 ...

・現行(ゴルフⅧ) 2021(令和3)年6月 発売

価格帯:2,916,000~3,755,000(GTI、Rを含まず)

フォルクスワーゲン Golf | 株式会社ヤナセ

 

(ケース5)メルセデスベンツ Cクラス

先代(W205)2014(平成26)年7月 発売  価格帯:4,190,000~6,440,000

型式:5AA-205078|Cクラス(メルセデス・ベンツ)の総合情報 ...

現行(W206)2021(令和3)年7月 発売  価格帯:6,510,000~6,840,000

Mercedes-Benz Cクラス 300e/350e モデル W206 リムジン

 

(ケース6)ポルシェ ボクスター

先代(981)2012(平成24)年6月 発売  価格帯:5,840,000~7,740,000

ポルシェ・ボクスター/ケイマン| これがオーナーの本音レビュー ...

現行(718)2016(平成28)年2月 発売  価格帯:6,580,000~9,044,000

Porsche 718 Boxster S | ポルシェジャパン

 

上記はすべて現行車とフルモデルチェンジ前の先代車の比較です。車種によっては間に数度のマイナーチェンジを挟んでいることもありますが

世代前の車種と比べると、価格はかなり上がり、先代車の最高級版の価格が、現行車の最廉価版の価格と同等になっている車種もあり

新車価格が高騰していることが分かりますよね。

 

ここで、新車が高騰している理由について考えてみましょう。

① 電動化された

② エンジン性能の大幅UP

③ 車格が上がった

 

理由は様々あると思いますが、大きな理由は上記3つでしょう。

先代車がエンジン単体での発売だったのを、現行でハイブリッドやプラグインのエンジンで出したり、そもそもエンジン出力がUPしていたり、メーカー内で下位に新しく車種を設定することで、当該車種の車格を上げて価格を上げるケースも多く散見されますね。

 

「この車種を狙っていたのに、新型になって手が届かなくなった」

ってことも、今の新車市場では珍しくないことに思います。

新車の動力部分や、車格、装備等にそれほど執着しないのであれば、程度の良い中古車を狙うほうが現実的だと考えられますね。

 

理由2:新車はオプション代もかかる

どんな車種にもオプションが用意されています。

新車は、カタログを見ながらオプションを選んでいくのも、買う際の楽しみだったりしますが、オプションをあれこれ選んでいくと結構バカにならない金額になったりします。

試しに、新型プリウスの一番人気であり、最上級グレードである「Zグレード」で自分が購入するなら付けたいオプションを選んでみました。

 

プリウス Zグレード

トヨタ プリウスの価格・新型情報・グレード諸元 価格.com

選んだオプションのリスト

ボディー色:プラチナホワイトパールマイカ          33,000円

インテリア:パノラマサンルーフ(手動サンシェード付き)    132,000円

インテリア:インテリアイルミネーション(ホワイト)     14,300円

インテリア:フロアマット(デラックスタイプ)        25,300円

インテリア:ラゲージソフトトレイ              13,200円

インテリア:トノカバー                   16,500円

インテリア:アームレスト(スライドタイプ)         13,200円

IR(赤外線)カットフィルム スモーク                            22,000円

キー付きホイールナット(ブラック)             13,750円

ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)      61,600円

 

                            計344,850円

 

ということになりました。トヨタの公式サイトを見て、サクッと選んだだけなのに35万ほどオプション代にかかってしまいました。

日本車だとこのくらいの費用で済むかもしれませんが、輸入車だとオプションの単価が高いですし、セットオプションを選ばなきゃいけないパターンもあり、気軽に選ぶとオプション代で100万超え、なんてこともあり得ます。

 

中古車であれば、オプション込みの車体価格ですから、自分の好みのオプションが装備されている中古車を選べば、購入価格を抑えられ、尚且つ満足度も高くなるわけです。結果、同一車種でも一つ上のグレードを選ぶことができるかもしれません。

 

理由3:新車は納期がかかる

もしかしたら、新車より中古車を推す最大の理由は

新車の納期の遅さ

にあるかもしれません。ちなみに現在の各社における新車の納期について調べてみました。

 

(1)トヨタ車の納車時期

車  種  名工場出荷目安備   考
アクア4ヶ月程度
カローラスポーツ3ヶ月程度
プリウス3~4ヵ月程度PHEV:4~5ヵ月程度
GR863~4ヵ月程度brembo製ベンチレーテッドディスクブレーキ付(オプション):4〜5ヵ月程度
クラウン(クロスオーバー)2〜3ヵ月程度
クラウン(スポーツ)ハイブリッド車:2ヵ月程度
bZ4X2~3ヵ月程度BEV車
ライズ2ヶ月程度
アルファード詳細は販売店にて
ヴォクシー詳細は販売店にて
シエンタ詳細は販売店にて

 

(2)ホンダ車の納車時期

車種名工場出荷目安備考
N-BOX1~2ヶ月程度納期安定、即納車もあり
フィットガソリン:2ヶ月程度
ハイブリッド:1ヶ月程度
フリードガソリン:1ヶ月程度
ハイブリッド:4ヶ月程度
ガソリン車は即納車あり
ステップワゴン1ヶ月程度ハイブリッド車は若干の即納車あり
シビックガソリン:半年程度
ハイブリッド:4ヶ月程度

 

(3)フォルクスワーゲン車の納車時期

車種名工場出荷目安備考
ゴルフeTSIモジュール半年程度ハイブリッド
ゴルフGTI1~2ヶ月程度
ゴルフR半年以上
ゴルフVARIANT TDI1ヶ月程度ディーゼルモデル
ポロ、T-ROC1~2ヶ月程度

 

以上、メーカーやモデルによって納車時期はマチマチですね。

トヨタは販売台数も多いこともありますが、3~4ヶ月待たされる感じ、ホンダは生産に力を入れてくるのか?納期は早い印象です。

輸入車ではフォルクスワーゲンを例に出しましたが、eTSIというハイブリッドモデルの納期が長いですね。それとやはり輸入車あるあるですが、ディーラー見込み発注の在庫車があれば納期が早いけど、本国に発注となると、数ヶ月から半年くらいの納期が必要になっていますね。

 

納車まで日数がかかる場合、それまで乗ってた車がある場合、それをどうするか?が大きな問題になります。

新車購入の際に、それまで乗っていた車を下取りor買い取りしてもらうなら、新車契約時に価格を決めて、それまでの車を売っておく必要があります。

数ヶ月後の納車まで前の車に乗り続けたいところですが、ディーラーや買い取り店に余程の事情が無い限りは、納車時までの価格保証なんてしてくれません。

価格は月ごとに落ちていきますし、走行距離が伸びてしまえば尚更です。そのまま数ヶ月前の車に乗り続け、納車時に価格決定となると、かなりの価格ダウンを覚悟しなければいけません。

 

新車契約時に前の車を手放し、新車納車までレンタカー等で繋ぐか?

前の車に乗り続けて、価格ダウンを受け入れるか?

 

の選択をしなければいけないのも、納期の長い新車購入の最大のネックになりますね。中古車購入なら、契約から納車まで1ヶ月以上かかることは稀なので、こういう問題は生じないのです。

 

 

 

まとめ

以上、私が中古車を推す理由についてお話してきました。

もちろん中古車購入にもネガはあります。ただ、そのネガを極力潰して自分にとって最適な中古車を買う方法は幾らでもあります。その方法・手段を私がこれまで経験してきたことを基にお話していく予定です。

ちなみに上の写真は私が現在乗っている、フォルクスワーゲン ゴルフⅦハイラインという車です。

2年前にフォルクスワーゲンの認定中古車として購入したのですが、このときもフォルクスワーゲン車に限らず、いろんな車を見ましたし、他県の中古車ディーラーも幾つか訪問しました(実は購入したこの車も、他県のディーラーで購入したものです)。

その際のお話や、その前に乗っていた2台のポルシェについても今後お話していく予定です。

 

余談ですが、2035年からは日本の新車販売は電動車のみとなります。

新車が電動車のみとなるまで後10年ですが、今、日本では電気自動車(EV)、ハイブリッド自動車(HV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)、燃料電池自動車(FCV)が電動車として規定されており、それぞれが販売されています。

もちろん輸入車も既存の自動車メーカー意外に、米国のテスラや中国のBYDも今や大人気で、今も電動車と言われる車はかなり多く街中を走るようになりましたが、まだ今後の技術革新でどのジャンルの電動車が主流になっていくのか、分からない状況ですよね。

2035年に向けて、そろそろ今後のご自身の車購入マイルストーンを考えていくのも良いのではないでしょうか。

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