オススメ(ドイツ車) オススメできる中古車はどれ?

2シーターオープンを買うなら・・・ ポルシェボクスター

 

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オススメできるドイツ車としてあげておきたいのは、私にとって初めてのドイツ車であり、初めてのポルシェであった987ボクスターについてお話します。

 

車の概要

 

2005年式 ポルシェ ボクスター(987)

ボディーカラー:キャララホワイト

インテリアカラー:ブラック

幌のカラー:ブラック

ステアリング:LHD(左ハンドル)

トランスミッション:6速MTシフト(オプション)

 

この車は、ポルシェセンターにて新車で購入したのですが、当初987型の前の世代である986型のボクスターの購入を考えて、試乗も何度かさせていただいていたのですが、フルモデルチェンジを行う情報が入り、この987型が出るのを待って購入したのです。

 

どんなオプションを付けた?

このボクスターを購入するタイミングは、ちょうど986型から987型にモデルチェンジするタイミング。通常ポルシェの新車を購入する場合

上記のようなハードカバーのカタログと価格表を基に、オプションを考えながら商談するのですが、私の商談のタイミングは正式発表の前だったので、カタログはまだ作られておらず

A4ホッチキス止めの事前資料(Pre-information)を営業さんと一緒に確認しながら、オプションを決め、注文したのでした。

 

① ウインドディフレクター

オープンカーとして売られている車の多くは、写真赤枠の箇所にウインドディフレクターがあり、風の巻き込みを防止するのですが、長らくポルシェは標準装備しておらず、オプションで選んで装着せざるを得ない状況でした(現在の718ボクスターではメッシュタイプのものが標準装備されるようになっています)。

単なるプラスチック(?)の板なのですが、オプション代57,750円は普通のサラリーマンには痛かったです。

 

② バイキセノンヘッドライト

今なら多くの車で標準装備されているバイキセノンヘッドライトも、この頃のボクスターではオプション設定でした。オプション価格は147,000円。現在の718ボクスターではLEDデイタイムランニングライト付きバイキセノンヘッドライトが標準装備になっています。

 

③ スポーツパッケージ(6速マニュアルシフト+PASM)

987型ボクスターは、標準ではZF製の5速MTシフトなのですが、PASMと6速MTがセットでスポーツパッケージとしてオプション設定されていました。

6速はゲトラグ製でしたが、後にショートシフターを入れて、シフトフィールが実によくなりました。ただ、997カレラのアイシン製6速シフトの方がフィールは好みでした。

PASM(ポルシェ・アクティブサスペンション・マネジメント)は、この987型が初採用。後に購入した997カレラに比べて車重が軽いこともあり、PASMのスポーツ側(サスペンションが硬くなる)ではちょっと車体が跳ね気味になるくらいの締め上げ具合。

これ987型でも後期型以降、そして981型、718型と進化していくにつれ、マイルドな乗り味になっていったように思います。

この6速MT+PASMのスポーツパッケージのオプション価格は336,000円でした。

 

④ シートヒーター

オープンカーに乗るならば、シートヒーターはマストなアイテムです。理由はまた記事にしたいと思いますが、ボクスターに装着しました。

このシートヒーター、暖かさが2段階で調節できる優れものでして、冬場は幌をクローズにしていてもON、オープン時はより暖かいモードにして、エアコンと合わせて露天風呂気分でオープンドライブを楽しむことができました。

シートヒーターのオプション価格は68,250円でした。

 

⑤ 室内センサー付きアラームシステム、フロアマット

やっぱり、クローズドボディーの車と比べれば、セキュリティーの面で心配だったので、室内センサー付きアラームシステムを装着しました。

システムのオプション価格は73,500円、フロアマットは17,000円

 

ポルシェボクスターという車は・・・

ポルシェボクスターは、1996年に986型が登場し、その後987型、981型、そして現在の718ボクスターへと変貌を遂げています。

私も986型、981型を何度か試乗し、自分の愛車であった987型も含めてボクスターという車とはどういう車なのか?思うところをまとめてみました。

 

① 走行性能(一般道)

ボクスターは、ドイツ車として、またオープン2シーターのスポーツカーとして、適度な軽さと重さのバランスを持ち、分かりやすい楽しさがある車だと感じます。

911と比べると、明らかに”軽さ””わかりやすさ”が実感できる車です。軽さというのは、重量的な軽さもありますが、それよりも運転感覚の軽さがある、というほうが言い得ているかと思います。

ただ、それでもシフトを動かす感覚、クラッチペダルを踏み込む感覚、クラッチが繋がる感覚、ハンドルを回す感覚、ブレーキを踏み込む感覚は、ポルシェ一族としての重さを感じる、そういったバランスを持った車だと言えます。

 

一般道での走行性能ですが、実はMTだと走り出しのクラッチの繋ぎに気を遣うので、発進加速はそれなりです。2速と3速の繋がりも今ひとつなので、早く3速に入れてあげることが加速に繋がる感じでした。ティプトロニックやPDKならば、そんなことはないのですが。

乗り心地は、PASMのノーマルモードにしている限りは、サスの硬さを感じることはありません。一般道ではほとんどノーマルモードで走っていました。ただスポーツモードでは、ちょっとした路面の凹凸でも車が跳ね気味になるくらいの硬さがあり、一般道では不向きなモードでした。

友人が986型ボクスターのスポーツシャシ付きに乗っていて、乗り比べてみたのですが、986も硬さはありますが、跳ねるまでではなく、この点では986スポーツシャシに軍配が上がります。

そうそう!ボクスターの利点の一つが、走行中でも60km/h以下であれば幌の開け閉めが出来ることです。これは重宝しましたね。

他のドイツ製オープン車もそうですが電動の場合10秒程度は開け閉めに時間がかかるのですが、停止時しか開け閉めが出来ない車だと、わざわざ路肩に止めて開け閉めする必要があります(信号待ちの時間だけだと心許ない)。

なので、走行中でも幌の開け閉めができるボクスターは当時貴重な存在でした。今ではBMW Z4も50km/h以下であれば開け閉めが出来るようですが、オープンで走りたいユーザーにとっては走行中の開け閉めはマストな機能ですね。

 

② 走行性能(高速道)

この冬できなかったこと・・・_a0042970_12572444.jpg

高速道路走行では997カレラに負けず劣らず安定しています。

ボクスターの前は、BH型のレガシィ・ツーリングワゴンのGT-VDCに乗っていたのですが、レガシィの4WDでの走行性能を優に超える安定感をボクスターはもたらせてくれます。

また、山道の登りとも共通することなのですが、997カレラほどのパワーが無い987ボクスターの2.7リッターフラット6ですが、これが高速や山道でしっかりアクセルを踏んでいける楽しさがあります。カレラでは深くアクセル踏んだら、すぐにオーバースピードになりますからね(^^ゞ

 

③ 走行性能(山道)

第2回職場仲間ツーリング実施!!_a0042970_14441139.jpg

ボクスターの山道での走行は997カレラほど癖は無いのですが、ミッドシップだからといって「くるくる回る」ってことはありません。

終始弱アンダーで、オンザレールなコーナーリングになります。ちょっとでも荷重移動を疎かにしているとアンダー気味になるのです。私のようなへっぽこドライバーが乗るには、こういった味付けのほうが安全に走ることができる、とポルシェは考えているのでしょう。

997カレラもそうですが、ポルシェという車はしっかり荷重移動しないと面白くないですよ、とドライバーに知らせてくれる車であり、ドライバーが更に鍛錬を積めば、もっと深く付き合うことができる車なんですね。

 

④ 使い勝手・積載性

2シーターですから、積載性についてはある程度目を瞑らなきゃいけないところではありますが、このボクスターという車はオープン2シーター車として唯一前後にトランクを持つ車であり、積載性については秀逸であります。

987型の前トランクは深さのある150リッター、後トランクは横幅広めの120リッター。後トランクはエンジンの真後ろにあり、若干エンジンの熱でトランクが暖まっちゃうので、生ものは入れておけませんが(^^ゞ それでも前後にトランクがあることで使い勝手の向上に繋がりました。

ちなみに、現在の718ボクスターは、前トランク150リッター、後トランク125リッターと987型と比べたら少しだけ容量UPしているようです。

 

⑤ 燃費

市街地のみだと8km/L~9km/Lの間くらい、たださすがにドイツ車、高速のみであれば15~16km/Lくらいと、さすがに997カレラよりは少し良い燃費に終始していました

 

今、中古のボクスターはどうなってる?

そりゃあ~やっぱり乗るでしょー!!_a0042970_2505623.jpg

ここまで私の二つ前の愛車であったポルシェ987ボクスターについてお話してきました。

さて、現在の718ボクスター(2025モデル)の車両本体価格を見てみると、9,680,000円! 私が購入した987ボクスターの2.7リッターMTの車両本体価格は5,690,000万円ですから400万円も値上がりした、ということですね。

確かに718になって、ターボエンジンになり性能が格段に上がり、標準装備も充実させているので、価格UPは致し方ないとは思いますが、さすがに一般のサラリーマンが手を出せる値段では無くなりましたね。

 

ということで、ここでは中古車市場がどうなっているか?を見てみましょう。

987型は、すでにポルシェ認定中古車では売っていません。

その次の世代、981型を見てみましょう。

ポルシェの認定中古車として販売されている981ボクスターは2台ヒットしました。

どちらも2.7ですが、MTとPDKが1台ずつ販売されてますね。さすがにどちらの車にもオープンカーの装備として大事な、ウインドディフレクターとシートヒーターを装備していますね。

走行距離はそれほどではないのですが、さすがに981でも10年落ちになるんですね。

ボクスター・スパイダーも2台ヒットしました。

この車を持つなら、まあまずセカンドカーが必要とは思いますが、スパイダーって私は乗ったことありませんが、MTで乗れば気持ち良いのだろうなぁと思います。

718になると、ポルシェ認定中古車でも37台ヒットします。最安値が上記の白いPDK。2017年式ですから8年になりますか。718の発売開始が2016年ですから初期の方のモデルですね。

そして3~4年落ちのモデルになってくると1,000万円に届こうか?という値段になっていきます。もう中古車も997時代の911と同じくらいの値付けになってしまってますね。ただ認定中古車に拘らなければ、もう少し安く手に宇入れられるかもしれません。

ボクスターって乗ればポルシェ一族としてのスゴさを感じる車だし、楽しさは抜群に持っている車です。ぜひ皆さんもボクスターの中古車を探してみませんか?

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